気ままに勉強 ANU留学記

雑記と勉強メモと

大学の生活・スケジュール編

全生徒に関係あるスケジュールもろもろ。テストとかテストとか。

*Undergraduate(学部生)について述べる。Postgraduate(院生)は知らぬ。

 

基本的にはUniversity calendar - ANUを参照。

けど何ともまあ文字ばっかで見辛いカレンダーなので、簡単にテストと休みの時期をまとめる。

 

テスト

テストは大体、1学期に中間ファイナルが1回ずつ。

 

時期

まちまち。

大体中間は3月末から4月半ばにかけて。かなりばらばら。

ファイナルは6月初めから半ばにかけて。

 

形式

座って試験管に見張られながら一斉にはいどーぞっていうクラシカルなテストをするところもあれば、

各々自宅や図書館で書いてオンライン提出するエッセイが中間扱いになったりもする。

言語系だと口頭試験が多い。

そんなわけで試験方法もまちまち。

 

休み

至ってシンプル。種類は二種類。

その1 学期の区切り

学期間に休みがある。

ANUは1st semester (2月~6月)2nd semester(7月~11月)に分かれるわけだが、

この間にあたる6月と7月の間に一ヶ月前後の休みが挟まる。

日本じゃ夏休みの時期だが、こっちは冬休み。

長さはテストがいつ終わるかによって変わる。

6月上旬にさっさとテストが終わる人もいれば、中旬までかかる人もいる。

 

2nd semester(7月~11月)と、翌年の1st semester (2月~6月)の間にある休みは長い。

11月と6月の間オーストラリアの夏休み。すなわち日本の冬休み。

年度間の休みなので実質は春休みか。ややこしいな。

何にせよ、個人的には確実に正月は帰れるというのが有難い話だ。

休みといえば夏休みをイメージするが、重要度的には冬の方が高い気がする。

 

その2 Teaching Break

学期間の休みとは別に、学期の半ば頃にTeaching Breakというものがある。

1st semesterなら4月半ば頃2nd semesterなら9月半ば頃

二週間ぐらいの休み。

 

大抵はこの前後にMid-term exam、つまり中間試験があるので、うかうか休んでいられない。

あるいは中間扱いのエッセイが休み明けに提出だったり。

 

そんなわけで、学生のためのではなく、先生のためのお休み期間という話だが、このTeaching Breakの前に中間テストが来る場合、採点に追われる先生的にはあんまり休みじゃ無い。講義はないけどね。

 

ほか

特に重要なイベントは無い。全校挙げての文化祭とかも無い。(多分)

ちょくちょくサークルが屋台出してるぐらい。

あとはもう各々の属しているコミュニティに依る。

個人主義ここに極まれり。

 

そんなわけで、何のイベントにも参加することなく一年を終える事が非常に容易。

それも全然構わないと思うけど、嫌だったらサークルに入るっきゃない。

怪しいサークルとかは特に無いはず。かなりマジな活動してるとこが多い印象。

パブに行って気を緩めたり、パーティで飲みすぎたりすると、酷い目に遭うらしいけどね。

街と施設・Coles編

飲料水が高い?物価が高い?Coles行け、Coles。

 

言うほど物価高くねえなと気付いた今日この頃。

500mlのペットボトル単体を自販機で買おうとするから財布がピンチになるのである。

 

Colesというキャンベラセンターにあるスーパーに行けば、

1.25Lのジュースが2本で3ドルというお得な値段で売っている。

 

キャンパスを歩いていると、白地に赤いオーストラリア大陸が描かれたビニール袋をぶら下げている人をたくさん見るが、その人たちは皆Coles帰りだ。

 

安く食材を売っている、Self-catered(自炊)な生徒の味方だ。

細々とした日用品も置いてある。歯磨き粉とか。

 

缶ジュースやペットボトルの水もお安くお求めできる。

菓子類もかなりリーズナブルな値段。

割と大きなクッキーが12枚で$2.50とか。

店に入って右側の売り場に沢山置いてあるんだが、これが結構おいしい。

ただソフトクッキーが多い。硬そうと思って噛んだらふにゃっとしていたり。

海外でクッキーといえばソフトなのだろうか。

だからshortbread系ばっか食べている。こっちはさくさく。

 

なお、部屋に置いておくとすぐ湿気る。

乾燥しすぎで血を吐いていた3月頃が懐かしい。

寮の生活・洗濯編

洗濯機の使い方と、乾燥機使えねえって話。

 

ANU生の間でも、寮費がかさむ事で有名なBruce Hall SA5。

何とここだけ洗濯機が有料である。搾り取るのは洗濯物の水分だけにしてもらいたい。

 

洗濯機と乾燥機、それぞれ一回3ドル。ついでに洗濯時間は24分。使い方は洗濯機の上部に書いてあるので簡単。

洗剤はもちろん自分持ち。BigWで4L10ドル

 

ちなみに乾燥機はポンコツ以外の何物でもない。

入れた洗濯物は洗濯機から取り出した時となんら変わりのない状態でぼろんと出てくる。3ドル吸引機である。搾り取るのは、洗濯物の、水分だけにしてもらいたい。

 

場所

Upper Ground(すなわち二階)に続くエレベーターの真正面。

階段を使った場合なら、踊り場からUGに入ってすぐ左折。ガラスの自動ドアの向こう側にLaundry Roomは在る。

 

洗濯機は1ドルコイン2ドルコインしか受け付けない。

しかし部屋の奥に両替機があるので安心──かと思いきや、ちょくちょく釣り銭不足に陥っているので過信してはいけない。

あと貨幣を入れると90%の確立でそのまま吐き出される

 

どうしようもない場合は階段のすぐ横にある自販機でお釣りをもらえばいいが、オーストラリアで自販機を使うのは値段的な意味でNGである為、常にある程度コインを備蓄しておく事が大事である。

 

乾燥

3ドル吸引機の方はまったくあてにしてはならないので、洗濯物は自室で乾かすのが一番である。

ハンガーを大量に購入し、服をかけて本棚に引っ掛け、一日窓開けっ放しファン回しっぱなしにしておけば、ズボンを除いて大方乾く。

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↑意外と邪魔にならない。

↓シーツの四隅をハンガーに結ぶ苦肉の策。あるいは広げてベッドの上に放置。

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多分ロープを渡してそこにシーツを干すのが一番なのだろうが、面倒なので暫くはもうこれでいいと思っている。

部屋が洗剤の匂いに包まれるのが幸せ。

 

 

 

 

 

寮の生活・食事編

先輩から散々まずいぞ飽きるぞと聞かされていた寮の食事だけど普通にうまいぞって話。

 

Bruce Hall SA5はcatered hall、つまり食事が3食ついてくる寮。

Self-catered(自炊)の人も少数いて、その人たちは寮費がだいぶ安い代わりに自分でご飯を作る。ベジタリアンの人とか宗教上の理由で食事に制限のある人なんかが多いイメージ。

 

食事を摂るのはDining Hall。

Upper Ground Floor、日本で言えば二階に食堂があって、奥のバイキングで好きにご飯を盛ったのちに各々好きなテーブルで食事をする。騒がしくグループで食べているところもあれば、一人で食べているぼっちも、ちらほらいる。私は大体後者である。

 

新しい寮とあって場所はかなり綺麗。

しかし、しばしばナフキンやら食事の済んだ皿やらが置きっぱなしになっている。食べこぼしやソースは必ずと言っていいほどテーブルについている。拭いてけ。

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食事の時間は

朝食   7:30〜8:45(フルーツジュース付き)

昼食 12:30〜13:45

夕食  17:00〜19:45(デザート付き)

といった具合。

 

しかし朝食は7時前くらいからサラダバーを利用できるし、パンや牛乳の入っている冷蔵庫もその時間には既に鍵が開いているので、シリアルやサンドイッチなんかは朝早くに食べられる。6時は流石に無理。

また、オレンジジュースやミックスジュースの入った冷蔵庫も開いているので、結構贅沢な朝食が楽しめる。

 

昼食に関しては、その時間帯に寮へ戻ってこられない場合、朝のうちにサンドイッチを作って弁当にしてしまっているぶっちゃけやっていいのか微妙にわからないけど週一だし他にやっている人間もいないので見逃してくれるだろうと思っている

 

夕食時までにはなるべく寮に帰るようにしているが、どうしても遅い夕食を取らなければいけない場合は、申請すれば料理をパッケージに詰めて冷蔵庫の中へ入れておいてくれる。

また、夕食時にはデザートの入った冷蔵庫(扉がやたら硬い)が開放されるので、小さなケーキやらアイスクリームやらを食べる事ができる。

 

肝心の味はかなり良い。時折食べつけない味付けや謎のハーブにエンカウントする事もあるが、基本的には美味である。

メニューはマカロニじゃがいもが基本。茶色いな。

だがバリエーションは大変豊富でなかなか飽きる事がない。今の所は。

 

ただいかんせん夕食の時間が早いので、夜中に腹が減る。最近はバナナやリンゴなんかをくすねて夜食にしている。

 

飲料について。

コーヒーメーカーには、食事時以外は布が掛けられていて、触るなというオーラがむんむんに出ている。食事時以外には触らないほうが無難だろう。見たところ給湯器もない。

給湯器はどうやら各階の廊下にあるようだが、なぜかヌードルが散らばっていたり謎の赤い液体が付いていたりと汚らしい事が多いので、自分の湯沸かし器を部屋に持っておく事にした。ちなみにお値段はBig Wで19ドル。

とにかくいつでもほうじ茶を飲めるのが最高である。 

大学の生活・飲料水編

飲料水の話、再び。

前回→寮の生活・水道水編 - 気ままに勉強 ANU留学記

 

夏のキャンベラ外出時の必須アイテムその2が財布よりも何よりも飲料水である。ちなみに必須アイテムその1は部屋の鍵。

 

ないと熱中症で倒れるが水のペットボトルは高い。よって水道水を飲むのがもっぱらの水分補給法になるといったが、ANUのキャンパス内にはなんとフリーのウォーターサーバーがある。

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↑両側に補給口がついていて、ボタンを押せば水が出る。

 

割と至るところで発見できる為、水の容器さえ持っていれば脱水で倒れる事はそうそうないはずだ。何より、水道水より美味い。妙な薬臭さがないのである。

 

しかし物事は一長一短というもので、このウォーターサーバーには一つ難がある。

先日、水の補給口に洗っていないペットボトルの口を直接つけて水を注いでいる女性を見た。なぜ洗っていないとわかるかと言えば、その女性がウォーターサーバーに向かって歩きながらペットボトルの水を飲み干しているところを目撃したからである。彼女は飲み口を拭きもせず補給口にそれをくっ付けた。

ちょっとお姉さんそんなガッツリくっ付けなくてもいいじゃないというくらいしっかりくっ付けていた。

私は見なかった事にして反対側の補給口から水を注いだ。問題の根本的解決になっていない事は百も承知。

 

なんというか深刻な病原菌がここから感染るリスクというのも低い気はするのだが、積極的にこれを活用しようという気も失せたという話であった。

 

 

大学の準備・オリエンテーションウィーク編

オリエンテーションウィーク、通称O-week。その内容と実態。

 

大学開始前の一週間。大学構内では様々な説明会、サークル勧誘、催し物が行われる。

 

大学のサイトに行くと、O-weekの二週間ほど前からその日程が公開される。その数たるやあまりに膨大で、その五分の一にすら到底参加できはしない。

そのため、自分に一番関係あるものを選りすぐり、時間の調整をしながら更に選別していくという事が必要になる。

 

 

1.学生証の受け取り

O-weekのイベントの中で、全ての学生に関係あるのが学生証の受け取り。なんと数に限りある予約制である。

 

私が気付いた時には、既に月曜と火曜の枠が全て埋まっていた慌てて水曜日に取りに行く予約をしたわけだが、それも残り枠6という感じだった。翌々日に見た時には、金曜日の枠まで全て埋まっていた。チケット完売御礼である。

 

O-week中に学生証を取りに行けなかった学生については一体どのような仕打ちが待っているのか、皆目見当がつかない。しかし学生証なしには出入りできない区画もある為、まさか永遠に手に入れる機会を逃すという事もないとは思うのだが。

背筋の凍る体験であった。

 

2.新入生説明会

O-weekの最初のイベントは新入生説明会。ここでは主要な組織(ANU学生団体、理事長など)が軽い挨拶を述べたあと、学生の心得(勉強への姿勢、寮生活に関するアドバイス、友人の作り方など)がパフォーマンスと共にプレゼンされる。

 

中でも飲酒と性交時における同意の話が、かなりの比重を占めていた。

これらは、入寮準備期間(O-weekの前の週)の間にも何度も聞かされた話であった。プレゼン自体は下ネタのオンパレードで会場は爆笑の渦に包まれていたが、ANUではかなり深刻に見られている事項であるらしい。酒に薬物を混ぜられるのも珍しくない事だから、会場では飲み物から決して手を離すなと何度も念を押された。

 

昨今の日本でも大学生による性的暴行事件が話題になっているが、飲酒マナーや性交の同意について、親や教師は生徒にきちんと注意しているのだろうか。

空気に流されず、Noというべき時にはNoと言わねばならないと言い含めているのだろうか。

酒も決して強要されるべきではない。そういうと「日本の社会で酒を飲まなければハブにされる。海外と一緒にするな」なんて意見が出るかもしれないが、マナーや常識は事件が起きる事への免罪符にはならないのである。

マナーや常識のせいで深刻に権利を侵害されていると感じる人間が多数出てくるのであれば、それはもう古い在り方から脱する時であるという事だろうと思う。

 

新入生説明会の後は、international studentsdomestic studentsに分かれた。

International studentsの説明会では、学生ビザの規則や留学生の保険制度、卒後の就職についての説明を受けたわけだが、特に面白みのないパワーポイントが延々と続くだけで、もう知っているような基礎的な事項をなぞるだけのものだった為、途中で席を立つ生徒が続出していた。

早く終わらせようとして進行役の生徒(international students associationの代表)が早口になっていったのが、やや気の毒であった。

 

 3.学部ごとのイベント

いずれも参加は自由。自分に関係のある学部イベント全てに積極的に出る生徒もいれば(私だ)、そんなん知らんとばかりにパーティやレクリエーション系のイベントのみに出まくる生徒もいる。

 

説明会系:学部や、学部の所属するカレッジについての説明。参加は自由。ぶっちゃけ、気持ちの準備をする為に行くという感じ。新しい環境に順応しきれず、浮き足立っていて不安いっぱいな人(international studentsに多いと思う)にとっては良いイントロダクションになると思う。

 

BBQ系:同じカレッジの人と会って、ご飯を食べながら親睦を深める場。自分で食事を作らなければいけない生徒にとっては、タダ飯を食べられる良い機会だ。同じカレッジの人間同士、会話も生まれやすい。名前は基本的に会って別れたら忘れてしまうので、片っ端からFacebookに登録してしまうといい。

 

4.Market day (サークル勧誘イベント)

Market dayではありとあらゆるクラブが屋台を出して新入生の勧誘を行う。

 

といっても「へーいそこの人!ちょっとこっち来て見てみなよ」なんて強引な勧誘は行われない。寄ってきた新入生、あるいは明らかに興味を示している新入生だけに声掛けや説明をする。至って紳士的である。

その場で即決して入会費(だいたい一年で5ドル)を払うもよし、メルマガだけ登録して後で決めるもよし。基本的には気になるもの全部登録しといて、後で順次候補から外していけばいい。

 

クラブはスポーツ系、言語系、学部系、ボランティア系、ディベート系など多岐にわたる。

オカルト系らしきものも見た気がする。

漫画・アニメクラブもあったらしいが、残念ながら見かける事はなかった。Market dayの翌日に知り合ったハードボイルドな先輩の言う事には、「あいつらには近づくな」

俄然興味が湧いてしまうというものである。

 

まとめ

大きなイベントは以上の四つだ。後はエンターテイメント系、サークル説明会系など色々。図書館ツアーやスポーツ施設ツアーなどもある。これらは一回限りでなく、ほぼ毎日やっているので、好きな時間に行けばいい。

 

とにかく、各々O-weekの全日程をよく読む事である。上にあげたのはほんの一部だ。また、ANUSA (ANU students association)のFacebookをチェックするのも忘れてはいけない。そこにしか掲載されないイベント情報もある。

 

別に参加しなくとも大きな痛手があるわけではないが(学生証の受け取りは除く)、説明会やイベントに多く参加する事で、O-weekが明けた後、すなわち授業が始まる週からは何が起こるのかを把握する事ができる。

これ来る必要あったんか?というようなイベントも多くあったが、何もわからず部屋でガタガタ震えるよりは余程ましである。

 

そんなわけでO-weekは良い準備期間だったといえる。

 

番外編・教科書類の準備

学生証を取りに行くのが自己責任なら、教科書の準備も当然自己責任である。販売会のようなものは無い何もしなければ何も手に入らない。

 

ネットで買うなり、FacebookのANU古本販売ページで出品者と交渉するなりするのが基本。これらは安上がりだ。

 

あとはCo-opという場所で買うという手もある。これは一番基本に見えるが、一番値段が嵩む。

Co-opは教科書や本、ださい古着、大したバリエーションもないジュースなどを別にそんなに安くない値段で売ってくれる店で、Union Courtと呼ばれる大学の中心部に位置する。

25ドル払って会員になるとちょっと割引が効く。具体的には、110ドルの教科書(中古)が96ドルになるといった具合である。微妙っちゃ微妙。

教科書3冊も買えば元は取れるが、ネットやFacebookだと50-60ドルで買える事を考えると、特にお買い得ではない。ただネットだと取引のシステムが不明瞭だったり、授業開始までに届かなかったりするので(その場合は図書館で借りればいいだけではあるが)、まあ色々なものとの折り合いを見て、それぞれ入手方法を講じればいいと思う。

  

 

寮の生活・水道水編

寮の水道水について。

同じく水の話→大学の生活・飲料水編 - 気ままに勉強 ANU留学記

 

2月上旬。摂氏38度。キャンベラは真夏である。

寮の中はかなり湿度が低いようで、起きたら唾に血が混ざっていたり鼻血が出ていたりという事があった。

つまり水を飲まないと熱中症で確実に倒れる環境なわけだが、気軽に飲み物を買うわけにもいかない。

なぜなら高いから。

水のペットボトル一本がAUD$3.00という、実に馬鹿げたお値段である。

 

これで水道水が飲めないような環境であれば卓袱台をひっくり返す勢いでブチ切れていたであろうが、幸いキャンベラの──少なくとも寮の水道水は、そのまま飲む事ができる。

 

そのため、夜の内に空のペットボトルを水道水で満たし、備え付けの冷蔵庫で朝まで冷やしておくのが習慣だ。

しかし一本は午前中になくなるし、冷蔵庫から出して十分もすればぬるくなる

 

寮の中で過ごす日は、随時ペットボトルを冷蔵庫から取り出せばいいわけだが、外へ買い出しに行く日などは、ラベルを剥がした所為で少しべたつくペットボトルから、ぬるい水を泣く泣く飲む羽目になる。

 

真夏のキャンベラにはしっかり保冷してくれる水筒を持って行くべきだと痛感した。

 

 

それからもう一つ。粉末茶も是非、大量に持って行くべきである。

何せここの水道水、あまり美味しくない

まずいとまでは言わない。大阪や東京より幾分かマシであるとは思う。冷やせばそこそこ誤魔化せる、と、知り合いになった日本人留学生は言っていた。しかし当然、美味くはならない。

 

そんな時、茶の粉末が救済となる。

この粉末茶、水道水に溶かすだけで人工的な臭いを消し、その上故郷の味を味わわせてくれる優れものだ。冷蔵庫に入れておけば、さながらよく冷えた水出し緑茶となる。

最初に飲んだ時は「ああ^〜〜〜〜」という声が出た。今も出る。

一種コスモを感じる体験である。血を吐きながら目覚めた後に冷えた茶を一口呑み込んだあの瞬間、確かに違う世界が見えた。

 

おかげで日本にいた頃には到底使いきれなかった粉末茶の袋が、異常なスピードで減ってきている。

毎晩毎晩、バスドラの重低音にノってオージー達が"Huuuuuuuu"とやっているのを遠くに聞きながら、黙々と歯ブラシの柄で(*スプーンが無いから)ペットボトルの狭い口に茶の粉末を落とし込むのが、最近の寝る前の習慣である。

 

しかし問題は、持ってきたのがウス茶糖であるという事だ。糖分の摂取量がちょっと心配である。残念だが節約の意味も含め、使用を少し控えねばならないだろう。

 

次日本に帰った時は、必ず普通の粉末茶を大量に買い込んで行くとする。そして毎日水出し緑茶のありがたみを堪能するのだ。今から考えるだけでわくわくする。

 

他国を知るのは勿論だが、自分の中に根付く故郷を改めて感じるというのもまた、留学の一つの醍醐味なのだと実感した。