気ままに勉強 ANU留学記

雑記と勉強メモと

寮の生活・水道水編

寮の水道水について。

同じく水の話→大学の生活・飲料水編 - 気ままに勉強 ANU留学記

 

2月上旬。摂氏38度。キャンベラは真夏である。

寮の中はかなり湿度が低いようで、起きたら唾に血が混ざっていたり鼻血が出ていたりという事があった。

つまり水を飲まないと熱中症で確実に倒れる環境なわけだが、気軽に飲み物を買うわけにもいかない。

なぜなら高いから。

水のペットボトル一本がAUD$3.00という、実に馬鹿げたお値段である。

 

これで水道水が飲めないような環境であれば卓袱台をひっくり返す勢いでブチ切れていたであろうが、幸いキャンベラの──少なくとも寮の水道水は、そのまま飲む事ができる。

 

そのため、夜の内に空のペットボトルを水道水で満たし、備え付けの冷蔵庫で朝まで冷やしておくのが習慣だ。

しかし一本は午前中になくなるし、冷蔵庫から出して十分もすればぬるくなる

 

寮の中で過ごす日は、随時ペットボトルを冷蔵庫から取り出せばいいわけだが、外へ買い出しに行く日などは、ラベルを剥がした所為で少しべたつくペットボトルから、ぬるい水を泣く泣く飲む羽目になる。

 

真夏のキャンベラにはしっかり保冷してくれる水筒を持って行くべきだと痛感した。

 

 

それからもう一つ。粉末茶も是非、大量に持って行くべきである。

何せここの水道水、あまり美味しくない

まずいとまでは言わない。大阪や東京より幾分かマシであるとは思う。冷やせばそこそこ誤魔化せる、と、知り合いになった日本人留学生は言っていた。しかし当然、美味くはならない。

 

そんな時、茶の粉末が救済となる。

この粉末茶、水道水に溶かすだけで人工的な臭いを消し、その上故郷の味を味わわせてくれる優れものだ。冷蔵庫に入れておけば、さながらよく冷えた水出し緑茶となる。

最初に飲んだ時は「ああ^〜〜〜〜」という声が出た。今も出る。

一種コスモを感じる体験である。血を吐きながら目覚めた後に冷えた茶を一口呑み込んだあの瞬間、確かに違う世界が見えた。

 

おかげで日本にいた頃には到底使いきれなかった粉末茶の袋が、異常なスピードで減ってきている。

毎晩毎晩、バスドラの重低音にノってオージー達が"Huuuuuuuu"とやっているのを遠くに聞きながら、黙々と歯ブラシの柄で(*スプーンが無いから)ペットボトルの狭い口に茶の粉末を落とし込むのが、最近の寝る前の習慣である。

 

しかし問題は、持ってきたのがウス茶糖であるという事だ。糖分の摂取量がちょっと心配である。残念だが節約の意味も含め、使用を少し控えねばならないだろう。

 

次日本に帰った時は、必ず普通の粉末茶を大量に買い込んで行くとする。そして毎日水出し緑茶のありがたみを堪能するのだ。今から考えるだけでわくわくする。

 

他国を知るのは勿論だが、自分の中に根付く故郷を改めて感じるというのもまた、留学の一つの醍醐味なのだと実感した。