気ままに勉強 ANU留学記

雑記と勉強メモと

大学の準備・オリエンテーションウィーク編

オリエンテーションウィーク、通称O-week。その内容と実態。

 

大学開始前の一週間。大学構内では様々な説明会、サークル勧誘、催し物が行われる。

 

大学のサイトに行くと、O-weekの二週間ほど前からその日程が公開される。その数たるやあまりに膨大で、その五分の一にすら到底参加できはしない。

そのため、自分に一番関係あるものを選りすぐり、時間の調整をしながら更に選別していくという事が必要になる。

 

 

1.学生証の受け取り

O-weekのイベントの中で、全ての学生に関係あるのが学生証の受け取り。なんと数に限りある予約制である。

 

私が気付いた時には、既に月曜と火曜の枠が全て埋まっていた慌てて水曜日に取りに行く予約をしたわけだが、それも残り枠6という感じだった。翌々日に見た時には、金曜日の枠まで全て埋まっていた。チケット完売御礼である。

 

O-week中に学生証を取りに行けなかった学生については一体どのような仕打ちが待っているのか、皆目見当がつかない。しかし学生証なしには出入りできない区画もある為、まさか永遠に手に入れる機会を逃すという事もないとは思うのだが。

背筋の凍る体験であった。

 

2.新入生説明会

O-weekの最初のイベントは新入生説明会。ここでは主要な組織(ANU学生団体、理事長など)が軽い挨拶を述べたあと、学生の心得(勉強への姿勢、寮生活に関するアドバイス、友人の作り方など)がパフォーマンスと共にプレゼンされる。

 

中でも飲酒と性交時における同意の話が、かなりの比重を占めていた。

これらは、入寮準備期間(O-weekの前の週)の間にも何度も聞かされた話であった。プレゼン自体は下ネタのオンパレードで会場は爆笑の渦に包まれていたが、ANUではかなり深刻に見られている事項であるらしい。酒に薬物を混ぜられるのも珍しくない事だから、会場では飲み物から決して手を離すなと何度も念を押された。

 

昨今の日本でも大学生による性的暴行事件が話題になっているが、飲酒マナーや性交の同意について、親や教師は生徒にきちんと注意しているのだろうか。

空気に流されず、Noというべき時にはNoと言わねばならないと言い含めているのだろうか。

酒も決して強要されるべきではない。そういうと「日本の社会で酒を飲まなければハブにされる。海外と一緒にするな」なんて意見が出るかもしれないが、マナーや常識は事件が起きる事への免罪符にはならないのである。

マナーや常識のせいで深刻に権利を侵害されていると感じる人間が多数出てくるのであれば、それはもう古い在り方から脱する時であるという事だろうと思う。

 

新入生説明会の後は、international studentsdomestic studentsに分かれた。

International studentsの説明会では、学生ビザの規則や留学生の保険制度、卒後の就職についての説明を受けたわけだが、特に面白みのないパワーポイントが延々と続くだけで、もう知っているような基礎的な事項をなぞるだけのものだった為、途中で席を立つ生徒が続出していた。

早く終わらせようとして進行役の生徒(international students associationの代表)が早口になっていったのが、やや気の毒であった。

 

 3.学部ごとのイベント

いずれも参加は自由。自分に関係のある学部イベント全てに積極的に出る生徒もいれば(私だ)、そんなん知らんとばかりにパーティやレクリエーション系のイベントのみに出まくる生徒もいる。

 

説明会系:学部や、学部の所属するカレッジについての説明。参加は自由。ぶっちゃけ、気持ちの準備をする為に行くという感じ。新しい環境に順応しきれず、浮き足立っていて不安いっぱいな人(international studentsに多いと思う)にとっては良いイントロダクションになると思う。

 

BBQ系:同じカレッジの人と会って、ご飯を食べながら親睦を深める場。自分で食事を作らなければいけない生徒にとっては、タダ飯を食べられる良い機会だ。同じカレッジの人間同士、会話も生まれやすい。名前は基本的に会って別れたら忘れてしまうので、片っ端からFacebookに登録してしまうといい。

 

4.Market day (サークル勧誘イベント)

Market dayではありとあらゆるクラブが屋台を出して新入生の勧誘を行う。

 

といっても「へーいそこの人!ちょっとこっち来て見てみなよ」なんて強引な勧誘は行われない。寄ってきた新入生、あるいは明らかに興味を示している新入生だけに声掛けや説明をする。至って紳士的である。

その場で即決して入会費(だいたい一年で5ドル)を払うもよし、メルマガだけ登録して後で決めるもよし。基本的には気になるもの全部登録しといて、後で順次候補から外していけばいい。

 

クラブはスポーツ系、言語系、学部系、ボランティア系、ディベート系など多岐にわたる。

オカルト系らしきものも見た気がする。

漫画・アニメクラブもあったらしいが、残念ながら見かける事はなかった。Market dayの翌日に知り合ったハードボイルドな先輩の言う事には、「あいつらには近づくな」

俄然興味が湧いてしまうというものである。

 

まとめ

大きなイベントは以上の四つだ。後はエンターテイメント系、サークル説明会系など色々。図書館ツアーやスポーツ施設ツアーなどもある。これらは一回限りでなく、ほぼ毎日やっているので、好きな時間に行けばいい。

 

とにかく、各々O-weekの全日程をよく読む事である。上にあげたのはほんの一部だ。また、ANUSA (ANU students association)のFacebookをチェックするのも忘れてはいけない。そこにしか掲載されないイベント情報もある。

 

別に参加しなくとも大きな痛手があるわけではないが(学生証の受け取りは除く)、説明会やイベントに多く参加する事で、O-weekが明けた後、すなわち授業が始まる週からは何が起こるのかを把握する事ができる。

これ来る必要あったんか?というようなイベントも多くあったが、何もわからず部屋でガタガタ震えるよりは余程ましである。

 

そんなわけでO-weekは良い準備期間だったといえる。

 

番外編・教科書類の準備

学生証を取りに行くのが自己責任なら、教科書の準備も当然自己責任である。販売会のようなものは無い何もしなければ何も手に入らない。

 

ネットで買うなり、FacebookのANU古本販売ページで出品者と交渉するなりするのが基本。これらは安上がりだ。

 

あとはCo-opという場所で買うという手もある。これは一番基本に見えるが、一番値段が嵩む。

Co-opは教科書や本、ださい古着、大したバリエーションもないジュースなどを別にそんなに安くない値段で売ってくれる店で、Union Courtと呼ばれる大学の中心部に位置する。

25ドル払って会員になるとちょっと割引が効く。具体的には、110ドルの教科書(中古)が96ドルになるといった具合である。微妙っちゃ微妙。

教科書3冊も買えば元は取れるが、ネットやFacebookだと50-60ドルで買える事を考えると、特にお買い得ではない。ただネットだと取引のシステムが不明瞭だったり、授業開始までに届かなかったりするので(その場合は図書館で借りればいいだけではあるが)、まあ色々なものとの折り合いを見て、それぞれ入手方法を講じればいいと思う。